友達と、近くにできたAntico Rondino(アンティコ・ローンディーノ)に行ってきた。
ここは、Taverna Rondino(タベルナ ロンディーノ)の姉妹店だ。タベルナ・ロンディーノっていうお店はずーーーっと昔、たぶん恐竜の時代から134号線にあったけど、行ったことはなかった。レストランなのに、名前が「タベルナ=食べるな」なんて面白いなと思っていた。おそらくイタリア語なんだろうけど、イタリア語の知識がゼロの私にとって、「面白い名前」という感想しか浮かばない(そしてそれはほとんどの人が同じだろう)。おそらく、ローンディーノのオーナーはユーモアセンス抜群の人に違いない。
ロンディーノの近くに「Peter(ペーター)」っていうお店があって、そこには行ったことがあったんだけど、今はもうない。昭和よ、さようなら。そして、あの頃の私、さようなら。
さて、アンティコ・ローンディーノのほうは、生ハムのサンドイッチが売りらしい。この場所は昔、四葩(よひら)という和紙屋さんだった。私は和紙がたまらなく好きなので、よく利用していたのだが、いかんせん、今の時代に和紙で稼ぐのは難しいのだろう。「鎌倉で和紙を買う」なんて素敵なことだと思うのだが、ほとんどの人は「何食べようか?」がメインなので、和紙屋が営業を継続するほどの利益をもたらすことはなかった。ついに和紙屋さんは閉店してしまった。悲しいことよのう・・・
次にできたのが、まさにこのロンディーノだ。和紙屋の趣をそのままに、古民家の作りだ。「鎌倉の古民家カフェ」がいつのころからかブームになって以来、あえて古民家で飲食をやる人たちが増えてきた。昭和の雰囲気が安らぎを感じさせるのだろうか。昭和の人間の私にとって、古民家は自分の実家のような感覚なのでよくわからないが、今の人たちには「逆に新しい」と思わせる何かがあるのだろう。
今日も古民家、もとい、ロンディーノの前でおば様方が「何かしら?」と言いながらたたずんでいる。
大きなパンから取り分ける。パニーニと言うらしい。パニーニって何?セブンイレブンでも売ってるけど。
さて、席に座りながら生ハムサンドを食べていると、目の前に庭が見える。
私「庭が見えるね」
友達「でも、草ぼうぼうだね」
確かに、草ぼうぼうである。我が家の庭も草だらけだが、ロンディーノの庭には負ける。
私「これって、もしかして隣の家の庭?」
友達「まさか!だって考えてもみなよ。もしもあんたの家の前にお店ができて、そこのお客さんがあんたの家の庭を見ながら食べてたら、どうよ?」
私「速攻で塀つくるわ」
友達「だよね」
私「あ!庭師が来たよ!」
庭師がちょうど車から出てきたところだ。
友達「まさにこれから庭を作る?」
私「たぶんね。ていうか絶対そうだと思う。でなければ・・・(笑)」
思えば、ここが和紙屋だったときも、ずっと草ぼうぼうだったよ。庭ってちゃんと作ろうとすると、意外とお金かかるんだよね。
さて、どんな庭ができあがりますか。完成したら写真を撮ってこよう。(庭の写真は店の横の道から撮れるよ)
乞うご期待!
【追記 2022月7月27日】
アンティコ・ロンディーノの庭が完成したのでお知らせします。写真撮ってきました。
さすが、職人さんの仕事は素晴らしい。あれほどボウボウだったお庭が、こんなに素敵になりました。紫陽花も咲いてます。
それに引き換え、うちの庭は散々です。梅雨が明けると同時に、庭がジャングルになります。もはや雑草とは言えない高さの草で覆いつくされています。雑草はこのまま木になるのでしょうか。
早く引っこ抜かないと大変なことになるので、私はせっせと「よっこらしょ」と声をかけながら引っこ抜いていました。絵本「大きなかぶ」の世界です。
いつもしない力仕事を一気にすると、どうなるかわかりますか?
腰を痛めます (涙)
皆さんもお気をつけて・・・