鎌倉は住みやすいか

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よく、「鎌倉は住みやすいですか?」と質問されるのだが、とてもひと言では答えられない。条件によって、住みやすかったり、住みにくかったりするからだ。ひとつひとつ解説していこう。

不動産・賃貸は高いか

鎌倉の不動産も賃貸も、高い。土地の値段は東京ほどではないが、それでも鎌倉駅に近い場所は高いと言えよう。

さらに、賃貸は東京並みに高いです。駅から10分くらい歩いた1ルームでも8万くらいは普通にする。何しろ、鎌倉の大家さんは皆さん強気なので、値段を下げないのだ。空き室はすぐに埋まる。出て行ってもすぐに入る。だから、エイブルさんも仕事しやすいだろうね。(エイブルは西口にある賃貸専門の会社)

物価は高いか

はい、高いです。私は夕方のニュースをよく見るのだが、東京の八百屋さんが「最近の野菜の値段が高騰しています。大変困ります」と言うので画面を見ると、鎌倉ではありえないほど安い価格の野菜たちが並んでいるので驚く。「なぜにこれらが高いと?逆にここに住みたい。」

とにかく物価は高め。物価が高く、賃貸物件も高いので、若い人は藤沢に住む人が多い。そのほうが賢い。子育ても藤沢のほうがしやすいだろう。

交通の便はどうか

鎌倉を通っているJRは横須賀線のみ。電車の本数は、東京から来た人は「少ない」と感じるが、東京が異常すぎるのだ。特に山手線。電車がホームから出て行ったとたんに「次の電車が来ます」とアナウンスがあるなんて、異常としか言いようがない。(そしてどの車両もいつも混んでいる)

横須賀線はのんびりしていて、好きだ。東海道線も東京から大船までは横須賀線と並行して走っているが、いかんせん東海道線は距離が長いので、いつも混んでいる。その点、横須賀線は「逗子行き」「横須賀行き」などの、東海道線に比べたら距離が短い線だ。つまり、東海道線よりは空いていて、乗っている人も、なんだかのんびりしてる。

この「ちょっと不便」な感じが、鎌倉住人は好きなんだよね。

あと、江ノ電もあります。鎌倉から藤沢まで。のーんびり。鎌倉・藤沢間は江ノ電バスも出ているが、バスのほうが早いという現実。しかも江ノ電は料金も若干高め。それでも江ノ電に乗る価値はあるよ。稲村ケ崎から七里ガ浜に行く間に突如見えてくる海!何回見ても美しく、感動的だ。

鎌倉の道路事情

はっきり言わせてもらう。鎌倉の道路は走りにくい。道は狭いし、観光客も車で大勢押し寄せるので、平日でも混んでいる。ましてや、土日祝日をや。ゴールデンウィークなんて、目も当てられない。

しかも、駐車場も少ないので、まずどこかへ出かけるにしても「駐車場はあるか」を考えないといけない。道に停めるわけにはいかない。来てみればわかるだろう。道が狭いので車を駐車すると後ろの車が通れないし、地元の人間は路上駐車はめったにしない。

休日には県外ナンバーの車がとんでもない所に車を停めているのを目にすることがある。鎌倉の住人は驚きを持って見つめるだけである。鎌倉警察、仕事しましょう。あなたたちの出番です。

うちは、軽自動車にしてから少し快適になった。鎌倉は外車が好きな人が多いが、大きな外車は不便なので、ミニクーパー率が半端ない。

雨の日、特に西口ロータリーは「駅まで迎えにいく」車でカオスになります。すぐ近くにある交番のおまわりさんは何の役にも立ちません。少しは取り締まってくれればよいものを、お菓子でも食べているんでしょうか。

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人間関係はどうか?

鎌倉の人は、のんびり、ゆっくり、「ゆるい」感じの人が多い。

古くから住んでいる高齢者の中には、「古都鎌倉に昔から住んでいる」というわけのわからないプライドにがんじがらめになっている人が多いのも事実だ。

時代が進み、世代も変わり、外から鎌倉へ来る人も増え、鎌倉の風遠しもかなりよくなってきた。

今は、都会の暮らしに疲れた人が鎌倉へ越してきて、ゆるやかなコミュニティを作っている感じ。とても心地よいものだ。

山のほうよりも、海に近いほうが「ゆるさ」があるので、住む場所を探すならなるべく海に近い場所をお勧めします。人付きあいが楽です。かなりざっくりとした言い方ですが、山よりも海のほうが、人が開放的です。

場所でいうなら、材木座、由比ガ浜、坂ノ下、御成町、小町、大町、長谷、扇ガ谷(おうぎがやつ)あたりでしょうか。「海まで歩ける距離」かどうかを基準にされるとよいと思います。極楽寺、稲村ケ崎、七里ガ浜、腰越あたりのことはよくわからないが、古さと新しさが程よくミックスしているような気がする。

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