他県から鎌倉に初めて来た人が驚くことは、「道が狭い!」ということだ。私たち住人も薄々ながら日々感じていたが、やっぱりそうなのだ。
鎌倉に住んでいる私も他県へ旅行することがあるが、その時に思うことは
「道が広くて車が走りやすそう!」
ということだ。自然が素晴らしいとか、空気がおいしいとか、そういうことを感じる前に「道が広い」という思いで感激する。
つまり、他県から鎌倉へ来た人はその逆を感じて当然なのだ。
目次
どうやって車庫入れをしているのか謎
冒頭の写真もそうだが、道を歩いているとしばしば「この車はどうやって車庫入れをしているのか?」と首をかしげるような停め方をしている車を見かける。車庫入れの苦手な私にとって、この人は神の領域に達している。
他県から来た人は驚嘆する。
「素晴らしい!」
「恐ろしい!」
の、どちらかの言葉を発する。
こんな狭いところに車を入れる技術を賛美する気持ちと、自分なら120%車体のどこかをこするだろうという恐怖の気持ちが半々であるということだ。
厚切りジェイソンなら間違いなく
「Why Japanese people?」
を連発することだろう。
鎌倉には車で来ないでと言っているのに
たまに、我が家に他県から人が来ることがある。
「車で行ったら停めるとこありますか?」
と必ず聞かれるので、
「うちの前に駐車スペースはありません。電車で来るか、車で来るなら近くの有料駐車場に停めてください。」
と答えるようにしている。
だがしかーーーし!
「ピンポーン」
とチャイムが鳴って出てみると、なんと家の前に車が停まっている。
「車で来ちゃいました」
おい!
「鎌倉って道が狭いですね、びっくりしました。」
おい!だから言ってるだろう!車で来るなって。
他県の人は、「大丈夫、なんとかなるだろう」という思いで車で来るらしい。
でも、なんとかならないんだよ!それが鎌倉だ。