こんにちは。もう梅雨に入ってしまった。今は2022年。これを読んでいるあなたは今、何年にいるだろう?ブログってこういうのが面白いと思う。だって、私は未来のあなたに書いていることになるんだから。ね、面白いと思わない?あなたもブログ書いてみたら?読むのと書くのとでは、180度世界が変わるよ。
さて、私がいつも鎌倉駅まで歩く道に、古い貸家が一軒あった。そこには名も知らないワンちゃんが、いつも外の犬小屋にいて、私が通ると塀のすき間から思いっきり鼻を突きだして、すごく嬉しそうにするんだよね。それを見ていると私もすごく嬉しくなっちゃって。ワンちゃんに会うのがとても楽しみなんだ。
だがある日、その古い貸家はいきなり取り壊されていた。がーっとパワーシャベルが2台入り、瞬く間に家がなくなってしまった。名も知らないワンちゃんもどこかへ行ってしまった。おーい、ワンちゃんよ、どこへ?
貸家に入っていた人は、立退料をもらって意外とよかったかもしれない。そのお金でもっと良いところへ引っ越したかもしれない。
それにしても、家ってもろいよね。何十年もそこに建っていて、いろいろな人が生活していた場所。それらの思い出があっという間に「なかったこと」になってしまうんだから。
私はそんなことを思いながらその道を歩いていたのだが、なんと!その家がなくなり、空き地になったその向こうに、さらに家があることを発見したのだ。しかもこんなカワイイ家が。
どうよ?なんか、かわいくない?この、少し色褪せた、黄緑やピンクや水色。人は住んでいなさそうだけど、なんだか可愛くて、「まっくろくろすけ」ぐらいは住んでいそうな気がするよね。
この家にも、かつては人が住み、ご飯を食べたり、笑ったり泣いたりしていたのだろう。子供が生まれ、やがて巣立っていき、親は年老いて、施設かどこかへ行き、もうこの家を管理する人もいなくなったのかもしれない。建てたときはさぞ嬉しかったことだろう。(こういう家って、固定資産税は誰が払っているんだろうね。日本中で問題になっているみたいだけど、土地を持っていれば金には困らなかった時代を知っている私としては、信じられない時代になったもんだと思うよ。)
家はただの箱ではない。人生が詰まっている。そんなことを思いながら、この家を見つめていたよ。この家もいつかは取り壊されるのかなあ。
あなたの生まれた家は、まだある?あるなら、写真でも撮っておいたほうがいいよ。自分の家の写真なんてあまり撮らないかもしれないけれど、いい思い出も悪い思い出もいっぱい詰まったものだからね。小さくても大きくても、大切な家なんだよ。
鎌倉に家を建てたい人は多いみたいだけど、不動産屋にだまされる前に(まあ、だまされることもないだろうけど)、鎌倉の土地のことを次に書くよ。鎌倉に住みたい人、鎌倉に土地を探している人が、誰か一人でも読んでくれたらきっとためになる、そんな記事を書くよ。